2020-05-06
【醤油屋のせがれブログ】不意に目にする『日常』の大切さ
ゴールデンウィーク終盤に当店も3日間、お店を閉めさせていただきました。
「ステイホーム」「おうち時間」などSNSで最近よく見かけるワードのように、妻と子どもとゆっくりと過ごしました。お昼のご飯は、馴染みの飲食店さんのテイクアウト弁当を食べたりして、おうちに居ながら、お店に食べに行った気分も味わうことができました。
高橋醤油も飲食店さんとの関わりが深く、新型コロナウィルスによる影響を受けています。お醤油を使っていただく方がいて、我々がいます。地域に元気がないと、まちの醤油屋さんの元気もない。そんな業界とも言えます。
連休を終え会社に来て、メールを見ると友人から地方発送の注文が入っていました。
お店に買いに来てくれた知人もいました。
世の中の状況が目まぐるしく変わってしまったなかで、頂いた気持ちでとても嬉しくなりました。
『社会』という形そのものが、この新型ウィルスの影響で大きく変化し、またその変化に対して、会社として個人として対応していかなければなりません。
ですが、『人と人とのつながり』『人を思う心』は普遍的なもので、変わるものではありません。
皆がしんどいときに、どういう気持ちのやりとりが大切か。それぞれの社会的立場は違えど、掛け合える言葉は何か。微力でも行動できることはなにか。
個人個人の行動や発信が、大きなうねりをつくる。自分が見ている世界、大切な人の世界、誰かの世界。世界を変え、動かしていく。世界の大きさは人それぞれ。
この状況だからこそ、不意に目にする『日常』の大切さに思いを馳せてしまいました。
関連記事