【醤油屋のせがれブログ】youtube動画で未来へ繋げる、伝統文化の輪
実は僕が会社に入ってすぐの頃、高橋醤油を知ってもらいたいと思ってホームページを作ったり色々なことに取り組みました。その一つにyoutubeがありました。
手作業の古来の製法で醤油づくり(できた醤油を古式しょうゆと名付けました)に取り組んでいる「古式醤油醸造所」の様子を当時少しずつアップしていました。
(写真は旧家屋内の古式醤油醸造所)
2018年に家屋の移転があり、古式しょうゆを造る場所も合わせて移転しました。現在の家屋でも移転後も醸造も続けており、この5月にも仕込みを行う予定です。
(写真は新家屋内の古式醤油醸造所)
古式醤油醸造所には旧家屋時代から多くの方が見学や視察に来ました。外国の方、発酵に興味のある方、地域活性として興味がある方、行政の方、観光の方、学校教育の方。数多の用途で、出会いをくれたのもこの「古式醤油醸造所」でした。
いま思えば、自然と受け入れしていたことだけど。この新型ウィルス危機に直面して、日常と思えていた活動ができなくなり、すごく寂しく、また恋しく、尊い時間でした。
(写真は旧家屋内の古式醤油醸造所)
(写真は旧家屋内の古式醤油醸造所)
(写真は新家屋外の古式醤油醸造所)
いま、youtubeという動画のプラットフォームに、新しい古式醤油醸造所の仕込み蔵で撮影した醸造過程を少しずつですがアップしています。
もともとは、「学校教育の授業で使用できるような動画があれば」と数年前にかけてもらった声が始まりでした。
いま、自宅で過ごし、学ぶ機会も難しい状況が続いています。また、この新型ウィルスの不安が解消されるとしても、それまでに時間を要する可能性もあります。そんなとき、『動画』であればどこでも・いつでも、映像を通じて高橋醤油が伝えたい醤油文化・伝統文化と共に生きる一助として情報をシェアできる。今まで出会った人とも、これから出会う人とも。お醤油の味は日本・地方・田舎の文化そのもの。地域の個性を反映した味わいが全国津々浦々あります。
文化を語り繋ぐ、味を守り続ける。もう製造過程も#7の搾り作業まで更新しています。次は最後の「瓶詰め」。