【醤油屋のせがれブログ】屋久島に行ってきた!part.3
今回は白谷雲水峡に行ったお話。白谷雲水峡って何??縄文杉は行かなかったの??と疑問に思われた方。私は10年前、学生時代に友人と寝袋一つで鹿児島・屋久島旅をしたときに縄文杉に行った経験があります。だから今回は「縄文杉以外の屋久島の魅力に触れたい!」そんな思いがあったので、妻と相談して白谷雲水峡に行くことにしました。
白谷雲水峡は「苔むす森」と呼ばれ、宮之浦川の支流、白谷川の上流に広がる森林。清流が育んだ森は潤いに富み、およそ600種類を数える苔に覆われた深い緑の森は、映画「もののけ姫」のモデルになりました。
いくつかのルートがあったので、今回は遠回りして、大杉がたくさん見れるルートを選択。
トレッキングコースは標高600m~1,000mくらいに位置し、標高が高くなるにつれ照葉樹林から屋久杉林に移行していきます。「もののけ姫」のモデルになった「苔むす森」は標高およそ860m、登山口から約1.8kmの場所より上部一帯を指していて、足元の岩も倒木も樹の幹も枝も一面緑の苔で覆われた幻想的な風景が広がっています。
神秘的な景色と水流の優しい自然の音が森の中で響いていました。実際にGWの終盤ということもあり、観光客がほとんどおらず、持参したお弁当を木を眺めながらのんびり食べることもできました。
4~5時間は歩いたと思います。歩きながらカメラのシャッターをきるのが凄くたのしい自然豊かな「苔むす森」でした。ジブリの舞台だと思わせる景色が最初から最後までずっと続く、屋久島に来ないと見ることも感じることもできない場所。そして、人の手がほとんど加わっておらず、何千年前から自然のなかで循環してきた生命を木々や水がすぐそばにある不思議な感覚になりました。
近代的な時間や景色に慣れ親しんでしまっているときだからこそ、立ち寄って、立ち止まって、感じて、考えて、前を向ける。そんな場所でした。
まだまだ続く、次はpart.4!