兵庫県北播磨(きたはりま)は、加西市・加東市・小野市・三木市・西脇市・多可町の5市1町からなります。姫路城で有名な姫路市が隣接し、兵庫県のほぼ中央に位置しています。
海には接していない内陸の地域で、県下最大の加古川が地域の中央部を貫流し、流域には播州平野が広がっています。また、日本のヘソ(東経135度、北緯35度)と呼ばれる日本の中心地が西脇市にあり、日本の標準時を定める子午線が南北に貫いています。総面積は895.61 平方キロメートル、県土の10.7%を占めています。
食文化では、戦後に繊維関係の仕事に九州からの女工さんが多く勤務された名残りから、播州ラーメンと呼ばれる甘めのラーメンに代表される甘口文化が根付いています。良い土壌と自然に恵まれている播州平野、加東市や三木市や多可町を中心にお酒の原材料として有名な山田錦の産地です。加西市と加東市には富久錦、三宅酒造、神結酒造などの酒蔵があります。小野市や三木市を中心に鋸やハサミなどの刃物の産地、西脇市を中心とした播州織と呼ばれる織物産業が盛んです。