
今過ごしている時間は、『今』しか目にすることができません。醤油屋も敷地内で移転し、三男が手伝いに帰ってきてくれたこと。昨年末に息子が産まれたこと。なんとか皆が元気で過ごせている、この時間は未来の自分が振り返った時にかけがえのない一瞬になるはず。
そう思い、日々大好きなカメラで会社の風景や家族を写真におさめています。




息子も日々成長し、昨日できていなかったことが今日できている。そんな驚きが毎日あります。

今、世界規模で先が見えない不透明な情勢が続き、色々考えることも増えています。
だけど。こんな時こそ、目の前にある大切なものを大切に思える時間が今必要だと。だから、今日もカメラで「今」見えている景色を収めたい。
使用カメラ:フジフィルム / x-pro3


昔々から店舗敷地で当店を見守ってきてくれた大きな桜の木がありました。曾祖父の代から高橋醤油を見続けてくれた桜は、時が流れても満開の花を咲かせてくれていました。4月になると木の下で花見をしたことも。
2018年に県道拡幅工事に伴う店舗の移設工事を行い、現在の家屋となりました。


その移設工事の際にどうしても伐採しなくてはいけない状況となり、移動は可能なのか色々な可能性を模索して、八方塞がりの状況となり心苦しい気持ちになりながら・・・。

その際に、親戚で林業を営む助っ人が「うまくいくから分からないけど、挿し木で何本か残してみて1本くらいは成長してくれるかも」と手伝いに来てくれたのです。



僕たちの奇跡を願いながら作業をしたのを覚えています。どうか、この桜の未来が続きますようにと。


時が流れ現在。挿し木の1本が無事に成長してくれました。少しずつ大きくなり昨日、店舗の前に移動してきました。


まだ可愛い小さな木。だけど、これから先の未来を見守ってくれる大きな存在になってくれるはず。サクライズミ(屋号)のサクラを次代へと繋いでいきます。
この桜のように、地域のお醤油を次代へと守り繋いでいく役目を僕たちも担っていることを教えてくれる大切な仲間です。

定休日の火曜日、最近の定番は加西市周辺の飲食店さんのテイクアウトで奥さんとのランチ。
これまで「えぇもん王国」さん「ホットランチ」さんと続き、
今回は加西市北条町にある「四ツ目旅館」さんのテイクアウト弁当をいただきました。
地元の飲食店さんが作るお弁当、真心こもって美味しいです。
外部環境が厳しいなかで営業が続く飲食店さんへの応援、うち食ばかり続くなかでの日常の気分転換にもなります。
お近くの、行きつけの飲食店さんでテイクアウトがあれば足を運んでみてはいかがでしょうか。

この時期、鯉のぼりを飾り付けを去年から行っています。店舗に来られるお客様が季節の移ろいを少しでも感じて、楽しい気持ちになっていただきたい。
お店に滞在される時間は買い物する僅かな時間ですが、季節の移ろいを感じる気持ちが日常を華やかにする。働く僕たちにとっても、よい気分転換です。
美しいサクラが散り、鯉が踊る季節の到来です。


外出が難しい時期が続いています。明るい話題もテレビをつけても少なく、外部環境の厳しさを痛感するニュースばかりを目にします。
私ごとですが、昨年末に子どもが誕生し、お宮参りも終え、そして5月。
そう「5月人形」です。この子が歩む未来が明るいことを願って。そして力強く歩んでいくことを思って。こうやって家族で明るい気持ちになれる時間があることに、子どもに感謝であり、日々いろんなことを教えてもらってありがとう!と伝えたい。そんな思いをこの写真に込めました。

先日、お客様に何気なく話かけると
「鳥取にあるお醤油屋さんの醤油を使っていたんですけど、廃業されて同じようなお醤油を探しているんです。」

そのお醤油は九州の醤油ほど甘くなく、スーパーに並んでいるような醤油辛い醤油ではないとのこと。お刺身などを食べるのに使う醤油に、その味が欠かせないと。
色々試してみたいと当店の小さいサイズの濃口醤油を手にとって、買って帰られました。

不要不急の外出を控える時期で、家で過ごす時間をどう充実するか。醤油は食卓の脇役です。ですが、主役級の役目を果たすときもある。それは、大切な家族や自分の時間を少しでも豊かにしたい、満たしたいという思いに寄与できたときです。
まちの醤油屋が果たす役割を些細な会話のなかで感じる一幕がありました。