食文化や消費動向の変化で、醤油を取り巻く環境も大きく変化しました。
ひと昔前は、炊き物や煮物など醤油を使う料理がほとんどでした。
実際に現在も配達で一升瓶を6本まとめて配達するご家庭がたくさんあります。しかし、台所の担い手が若い世代に代わるとあまりお醤油を使わないご家庭が増えているのも現状です。
「醤油さえあればご飯が食べれる!」「醤油がないと煮炊きができん!」
高齢の方ほどこのようなお声を掛けていただきます。
若い世代は醤油というイメージが「ほとんど同じような味わい」だと『一括り』にしているようにも感じています。
食材の味を生かす『醤油の個性』
だからこそ次の世代が醤油を楽しんで使ってもらえるよう、醤油の世界を知ってもらえるように作り手側が伝えていくことも役目だと感じています。
店舗が新しくなったのを機に「醤油の試食台」を設置しました。食べ比べて気付くこともたくさんあります。自分の好み・用途別での味わいの違い・地域の風土・作り手の思いなど。
試食台で風味の違いを楽しむご夫婦やカップル、若い方をお見かけする機会が増えました。みなさん、お醤油を囲みながら楽しく「醤油」をテーマに話をされているのがとても嬉しく思いました。
全国にはたくさんお醤油屋さんがあります。その数だけストーリーがあり、味わいがあります。旅先でお醤油を試食するだけでも、旅が何倍にも楽しくなるはずです。
そんなことを思いながら『醤油の試食』をしてみてはいかがでしょうか。
淡路へ。
立ち寄ったレストランで
初体験、たまねぎステーキを注文。
ステーキは厚いお肉やハンバーグを
イメージしますが
淡路では たまねぎが主役なのですね。
タレもポン酢と甘い味噌たれの本格派。
ほのかに甘く とろっとした味に
大満足でしたが
何より このアイデアに感心しました。
「醤油おやじのワガママ選歌」
小学校の頃
グループサウンドが流行った頃でしょうか。
一緒に歌えるぐらい良く覚えています。
ただ覚えた音源が何であったか
まったく分かりません。
昭和歌謡全開ですね。
「帰り道は遠かった」 Chiko&theBeagle
今回、なぜカメラのことをブログで書こうと思ったのか。
醤油とカメラって全く関係がないと思うのですが、実は、、、。
当店も当然ホームページやSNSを活用して、みなさんに知っていただけるよう日々発信しています。
発信する側の自己満足になるような内容にならず、見る側が気持ちよく受け取れるように文章と共に写真をこだわりたい!
なにより、昨年取り組んだ移設工事の様子をしっかりと写真におさめておきたい!今ここにしかない景色を写真として保存したい!取り壊してしまう家屋の写真を残したい!
そんな思いから撮影機材としてSONYのカメラ「RX10M4」を使用することにしました。
なぜSONY「RX10M4」に決めたのか。
撮影する私せがれですが正直カメラ初心者です。
レンズ交換式の一眼レフやミラレース機を購入して、その長所を生かせるとは全く思えませんでした。
購入にあたり、カメラガジェット関係のYouTubeをたくさん見ました。
ギュイーントクガワさん、ジェットダイスケさんなど。
その中で今の僕にピッタリだと思ったのがこのRX10M4でした。
レンズ交換もいらず、焦点距離が24mmから600mmなので近いところから遠いところまで色んな距離感で簡単に撮影することができます。
実際、移設工事を撮影する際は近くで撮影できない場面も多く、遠くからズームして撮影することで記録におさめることができました。
工事風景をおさめた内容を店内で見て頂けるよう、写真を繋いでVTRにして流しています。
これができたのも、このカメラで写真として風景を切り取っていたからです。
これからもシャッターを押す対象が色々と変化するかもしれませんが、きっとその瞬間の思い出を残してくれるはず。
2018年はこのカメラが私せがれのベストバイでした。
全国、旅行に行くとご当地の〇〇ソフトクリームをよく目にします。
当店も新家屋での営業を開始することと合わせて「醤油ソフトクリーム」の開発を進めていました。
それは「next100 years project」を通じて、これからも地域の皆様に愛される地しょうゆ屋であり続けたい。そんな思いをもって移設工事中に取り組んだ1つが「醤油ソフトクリーム」でした。
よくご当地に行くと〇〇サイダーや〇〇ソースなど特産品と掛け合わせた商品が並んでいます。実際食べてみると「う~ん」と納得いかないことも多いんです。本当に美味しい、リピートしたいと思える「モノ」を作りたい。
そんな思いから何度も試食を重ね、混ぜるお醤油にもとことんこだわり、古式三年しょうゆを使用することにしました。
↓↓古式三年しょうゆについてはコチラをご覧ください↓↓
https://www.sakuraizumi.com/kosikisannen-syouyu
クリームにもこだわり、お醤油にもこだわり、辿り着いた味。
現在、店舗にて販売していますが醤油ソフトクリームを食べに来てくださるお客様も増えました。
「加東市からバイクで来ました」
「がいな製麺所でうどんを食べて、デザートのソフトクリームを食べに来ました」
「外のソフトクリームの看板が気になって立ち寄りました」
「もう4回目です」
「美味しかったです!ありがとう!」
とたくさんのお声を頂戴する中で、本当に嬉しい気持ちになりました。
旅の癒しに「醤油ソフトクリーム」。
ご当地の味を楽しみましょう!
一息つきたいときに、人それぞれの方法があると思います。
僕にとって、コーヒーは憩いの時間を満喫できる大切なきっかけになります。
そんなとき、コーヒーマイスター稲垣さんにお会いしました。
「オリジナルコーヒー」×「高橋醤油」
いろんなことを考えました。
醤油×コーヒー豆 醤油×コーヒー風味 コーヒー豆×醤油風味
大好きなコーヒーと醤油をどう掛け合わせれば、「美味しい〇〇」ができるのか。
にんにく醤油を販売しているのですが、にんにく醤油は「醤油にニンニクを漬け込む」ことで風味を醤油に移します。
それなら、「醤油にコーヒー豆を漬け込む」のもありなのではと。
コーヒーの風味を醤油に移すのか、醤油の風味をコーヒーに移すのか。
稲垣さんの協力のもと「本当に美味しいものを提供したい!」と試行錯誤しました。
そこで一つの答えにたどり着きました。
それは「焙煎」でした。
コーヒー豆の醤油を吹き付けて焙煎します。醤油の風味と旨みがコーヒー豆に移り、一杯のコーヒーとなったときに「コーヒー×醤油」として一つにまとまったのです。
稲垣さんと出会い、意見を出し合い、辿り着いた「醤油コーヒー」。
高橋醤油店舗限定で販売を開始して、お客様から「醤油コーヒー、面白いから買ってみる!」とお声を頂く機会も増えました。僕は自信を持って「一度、試してみてください!」と言います。
ティーパックに1杯分コーヒー粉が入っています。ティーパックをカップに入れてお湯を注ぎ、少し待つだけ。
フレンチプレスというコーヒーの抽出方法と同じように、カップの底に粉が沈殿しますが、嫌なら飲まないでOKです。
香りの中に、口の中に広がる旨みと風味。
そのアクセントに醤油をほんの少し感じる「醤油コーヒー」。
ほっと一息つきましょう。
〇醤油コーヒー(1袋 ティーパック形式)